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snake

現在このブログはGhostというCMSで運営しています。

このGhostというCMS自体はとても良いもので、個人的にはまた機会があれば選択したいものなのですが、私の用途だとそこそこ管理コストが高いのです。

そもそもGhostはブログプラットフォーム用のCMSであって、情報を蓄積するWikiみたいな使い方をしたり、個別にページを作ってサービス用のページにしたり、サイト内にちょっとしたプログラムを埋め込んでみたりするような使い方はあまり想定されていないのです。厳密には想定されていますが、コアに組み込まれていないので、毎回コードを書かなきゃいけないんです。

つまりWordPressでいうところのプラグインがないし、なかったとしてそれらに対する知見が無いのです。

これがかなりコスト高いのです。

そこでこのウェブサイトをWordPressに置き換える方法を模索してみます。GW中にできたら嬉しいかもですねって感じです。

高速化について

もともと私のウェブサイトはWordPressで作っていたのですが、サーバ移行の際にGhostに載せ替えました。というか、作り直しました。

新しいことしたかったというのはもちろんあるんですが、理由の一つにパフォーマンスの問題があります。

ご存じの方はいるかも知れませんが、WordPressってそこそこ重いんですよね。Google PageSpeed Insightsだとチューニング無しで普通に20~30と叩き出しかねません。今のウェブサイトは、少なくとも応答速度面では、ちゃんと早いです。

じゃあどうしよっかという話ですが、よくあるのがキャッシュを生成しまくるというのがあります。プラグインが便利なので色々組み合わせてなんとか頑張る系ですね。

これ早くなるんですが、ほかプラグインと干渉して、色々おかしくなる事があります。

他にはStaticPressとかを使って、そもそも静的サイト化してしまう事も手段として考えられます。WordPressでMovableTypeみたいな事をしようって感じです。

これは動的コンテンツが扱えなくなります。ここはトレードオフなのでしょうがないですが、私のようなウェブサイトだとこれも一つの方法かもしれないですね。

お金について

次に課題に上がるのが、コストですね。

「WordPressって無料じゃないの?」って思うと思うのですが、確かにコアは無料です。ただ、プラグインだったりテーマはその限りじゃないんです。

自分で作れるので、自活すれば無料なのですが、それが嫌でGhostから逃げたのにWordPressでもそれをやってしまうと本末転倒です。

ちょっとしたカスタマイズぐらいなら良いですが、ガッツリとした部分は既存のものをどうにかしたいですね。特にテーマ系は、買うか無料の使いたいです。私はフロントエンドをほとんど知らないのです。

昔目にしたことがあり、これいいなと思ったやつですが、SWELLってテーマ良いですね。

ただ、高いです。買いきりなのですが、17,600円します。これだけ高品質のテーマなら、払う価値は間違いなくあるのですが「やっぱやーめた」ができなくなるのが怖い。

個人的に購入するならSWELL一択と思っていますが、どうするべきか...悩みます。

プラグインに対してのコストは未知数すぎるので今は考えないことにしておきます。

snake

ChatGPTの流行りに乗って、ChatGPT(GPT 3.5)に全てのコンテンツを生成してもらう「AI Press」というウェブサイトをこっそり作り、こっそり公開していました。しかし、作ったのは良いものの成果に納得できなかったので、そっと閉鎖しました。閉鎖に伴って、一応アーカイブ的な感じでこのウェブサイトに全ての記事を統合しました。

ということで、記事を全てChatGPTに生成させて思ったことを適当にだらだらまとめてみます。

記事の生成にAPI費用が相当かかる

OpenAIのAPIで記事を生成する場合、そこそこ費用がかかります。もちろん無料ではないわけですが、それ以上に日本語でそれなりの文字数を出力しようとすると、時間は必要だし、お金もかかります。

技術的な話になるので、省きますが、あまりにも日本語のトークン効率が悪すぎる。しかも、トークン効率が悪いだけなら良いものの、出力に時間がそれなりにかかるのも、大変です。

無料なんだから、ChatGPTを使えって話でもありますが、完全自動化を目論んでいたので、APIでごちゃごちゃやっていました。

記事の品質が良くない

見方によるのかもしれませんが、基本的に読みづらくて、わかりにくい記事が生成されます。ひどい時は内容を繰り返した時もありました。AIに全てを任せてコンテンツを生成させるのは難しいですね。

私が修正するのは、フォーマットや埋め込みHTMLの問題などだけで、中身については一切編集しないと決めていたので、なかなかに悲惨な品質な記事となりました。

意見が非常に中立的

意見が中立である事自体は問題ではないのですが、当たり障りないことしか言わないし、文章が長くなってくるとただのつまらない文章が出来上がります。

完全に無編集で、良い感じの記事を生成しようとするのは、現状ではなかなか難しいですね。

出力内容が安定しない

品質の話に関連しますが、出力内容が不安定です。語尾が安定しなかったり、口調やテンションが情緒不安定になりがちです。

英語だと比較的安定しますが、日本語テンション感を調整しようとするとかなり不安定なので、砕けたカジュアルな文章で記事を書かせるとかは避けた方がいいですね。敬語で丁寧な口調であれば安定します。というか、何も指定しなければ大半は丁寧な口調で返ってきます。

記事内容が不透明

ChatGPTで遊んでいる方はわかるかもしれませんが、内容があまりにも不透明です。高確率でそれっぽいことは言いますが、それでもやはり出鱈目をいうのは避けられません。あとは完全に間違っているわけではないものの、一度記事内で言及した場合、その事柄に囚われて同じようなことを言い続けることもあります。

結論

面白かったけど、完全に自動生成させるのは現状では無理。品質に目を瞑ればまあいいのかもしれないけど、かなりひどいものが出来上がった。

そもそもChatGPTのような対話AIがもっと普及すれば、検索するよりも聞いた方が早くなるので、記事を書くという発想自体が間違っている気もしますが、今回は技術的なチャレンジとして目を瞑ります。

一応、このブログの #AI執筆というカテゴリに全て記事のアーカイブがありますので、もしもAIが執筆する記事が気になった場合は、ご自身の目で確かめてみてください。

snake

以前までNextcloud(いわゆるNAS、ファイルサーバ)をセルフホスティングして、古より伝わるディレクトリ分割によるファイル管理を行っていました。

しかしながら、セルフホスティングしていたサーバがラズパイで、スペックと速度が不足しており相当なストレスを感じていました。また最近引っ越しもあったため、よい機会だと思い、ホスティングしていたノードをシャットダウンしました。

セルフホスティングを止めて以降は、外付けHDDに大量のデータをディレクトリに分類して放り込み続ける事を続けていました。しかし、どこになんのファイルがあるのか見失う上、面倒くさくて適当な命名規則で放り込み続けたために、もはやどれがどの時点のファイルで何に利用したものか分からなくなっており、我慢の限界を迎えました。

そこでニ週間ほどどうにかしてファイル管理手法やソフトを探し続け、素材管理ソフトと公式ウェブサイトで堂々と嘘をつきながら、実は最高のファイル管理ソフトであった「Eagle」を発見しました。

Eagle - 画像収集と管理するアプリ

普段、この手の記事は案件じゃなければ、避けているのですが、普通に最高のソフトウェアを見つけたと大喜びしているので、皆さんにおすすめしておこうと思います。

記事内の画像について

流石に普段どおり使っている中身を晒すわけにはいかないので、VMに新規インストールしたEagleの画像を使用しています。‌‌インストールされているのは試用版ですが、製品版と大きな差はありません。

ソフトをおすすめする人

  • 画像や文書、ドキュメント、動画など多岐にわたるファイルを効率よく、手っ取り早く整理して管理したい人
  • ファイルをディレクトリ分割ではなくタグなどで細かく分類したい人
  • 軽量なGUIで手軽に一連の動作を行いたい人
  • 多種多様なファイル形式を閲覧できるようにしたい人
  • NASやクラウドからローカルでファイルを管理するように移行したい人

とりあえず用途が色々思いつきますが、私が解消したかった課題は主に上記のとおりです。これらを課題として抱える人は、ぜひ一度使ってみて欲しい。

価格

私がファイル管理手法を模索する際に、重視するポイントの一つが価格です。

個人的な価格に対する感覚は、ファイル管理のためにいくらかのお金を払うことは許容できる。しかしながら、払い続けることは許容できない。

以上のような感じであり、クラウドを使ったファイル管理は速攻で対象外となります。

この記事でおすすめする「Eagle」はこの点を見事にクリアしています。

価格は$29.95となり、$1=¥130で計算した場合、日本円で3,894円となります。

この価格でありながら、買い切りであり、追加費用不要で全機能へのアクセスが可能、将来のアップデートへのアクセスも可能。しかもWindowsとMacに対応しており、2ライセンスが付与されます。

Eagleライセンスを購入 | Eagle

更にこれが驚いたのですが、ライセンスの再アクティベートが無制限です。元々、2台のパソコンで使っていて、どちらかが壊れて新たなパソコンへ移行した場合でもライセンスを有効化することができます。

ちなみに2つ以上のライセンスが必要な場合、$15.0で追加購入可能なようです。

ライセンスアップグレード | Eagle

システム要件

要求されている要件は少し、高いです。とは言っても型落ちパソコンで全然動きます。あまりにも古いパソコン(例えば、自作erが好む、Intel4世代とか)だと動かせないです。

最低動作環境: Windows CPU:Intel Core i3 7100/AMD Ryzen 3 1200 以上 GPU:Intel® HD Graphics 630 以上 必要メモリ(OSも含む):4 GB RAM 以上 ディスク:読み取り/書き込み速度が 50MB /秒以上 OS:Windows 10 以降 macOS CPU:1.4GHzデュアルコアIntel Corei5以上 / Apple M1 GPU:ntel® HD Graphics 630 以上 必要メモリ(OSも含む):4 GB RAM 以上 ディスク:読み取り/書き込み速度が50MB /秒以上 OS:macOS 10.13 以降

推奨環境: Windows CPU:Intel Core i5 7400/AMD Ryzen 5 1400 以上 GPU:NVIDIA GeForce GTX 1050、AMD Radeon RX 470 以上 必要メモリ(OSも含む):16 GB RAM 以上 ディスク:SSD、350MB /秒より速い読み取り/書き込み速度(最高のエクスペリエンスのため) OS:Windows 10 以降 macOS CPU:2.4GHz Quad-Core Intel Core i5 以上 GPU:Intel® Iris Plus Graphics 640 以上 必要メモリ(OSも含む):16 GB RAM 以上 ディスク:SSD、350MB /秒より速い読み取り/書き込み速度(最高のエクスペリエンスのため) OS:macOS 10.14 以降

これは執筆時点の情報ですので、最新情報は以下からご確認ください。

推奨のシステム環境。

この手のソフトウェアは、CPUやメモリと同じぐらいストレージのI/Oも重要となります。ディスク速度もちゃんと考慮して使うことをおすすめします。

一応、以下に私のPCスペックを示しておきます。

OS: Windows 11 Pro 64bit CPU: AMD Ryzen 7 5700X 8-Core Processor 3.40 GHz GPU: NVIDIA GeForce RTRX3060 メモリ: 32GB ディスク: 外付けHDD(USB 3.0)

  • ディスクについての詳細はベンチマーク取れていないです。気が向いたら掲載します。

macでも動作検証しようと思ったのですが、ちょっと諸事情により検証していません。気が向いたら後日検証します。

データの保存形式

Eagleではライブラリという名前で、ファイル管理グループを作成可能です。 各ライブラリにそれぞれ好きにファイルを取り込んでいくことができます。名前は好きに選び、保存先もそれぞれ個別に好きな場所を選択可能です。

ライブラリはファイルのように作成されますが、実態はディレクトリであり、中身を普通に開くことができます。

Windowsエクスプローラ上では、下記のように表示されます。 中身は以下のようになっています。 私にとっての最適解は発見できていませんが、もしバックアップが必要な場合、ただのディレクトリですので、まるごとクラウドストレージなどに保存すれば、すべてを保存することが可能です。また、移行する場合でも、ライブラリをまるごとコピーすれば、他のコンピュータへ移行することができます。

ファイル管理ソフトって変に独自形式使っていたり、ある場所に保存されたファイル類をパスで管理していたりすることがあり、リンク切れで使い物にならなくなることが稀にあります。ただ、Eagleであれば、ライブラリで一括管理されており、中身をいじらない限り原則としてリンク切れが発生しません。

ライブラリへのインポート

とりあえず膨大な画像やファイルをすべて取り込みたいとしましょう。

やり方は非常にシンプルです。 ライブラリを作成した上で、すべてのファイル・ディレクトリをエクスプローラ上で選択して、ドラッグアンドドロップしてください。ウィンドウ下にプログレスバーが表示され、すべてのファイルをインポートすることができます。

この手のソフトウェアあるあるなんですが、インポートする際に重複ファイルをインポートすることがあります。Eagleは重複インポートした場合であっても、すべて警告し、新しいものを保存するか、片方保存するかの選択が可能です。 意外とこの挙動をちゃんとしてくれないソフトウェアが存在するので、ポイントが高いです。

ただ個人的には、新しいファイルに置き換えるオプション(タグなどを継承)、置き換えた場合に現在と過去の画像の差分を表示できる機能がほしいですね。

Google Driveには類似する機能がありますが、Eagleでは残念ながらこのような機能はありませんでした。差分はむずかしいにしても、新しいものへ置き換えるオプションは欲しいですね。

それでもUIも見やすく処理が高速なので、高評価です。

インポートテスト

Unsplashから999枚の画像をダウンロードし、それらの画像情報を保存したjsonファイルをEagleにインポートしてみました。ファイルサイズは約3GBです。

ベンチマークを取ったりしたわけではありませんが、インポート時間の感覚は知れるかと思います。

画像のエクスポート機能

動画を編集していたり、ウェブサイトを作りったりしていると、画像を特定のフォーマットに変化したい事があります。

これまで私はオンラインの画像コンバータで、JPEGをPNGに変換したりしていました。正確に細かなフォーマット指定をしたい場合は、Affinity Photoで編集して、エクスポートするというとんでもなく面倒くさいプロセスを通っていました。しかし、Eagleならインポートされた画像をフォーマットを指定し、変換した上でエクスポートすることが可能です。 画像を選択した上で、右下エクスポートボタンからエクスポート形式を選択可能です。これめちゃくちゃ便利です。

一回一回ブラウザやAffinityを開く手間が省けて、変換の処理待ちをする必要がなくなりました。

ビュアー

Eagleでは様々なファイルフォーマットを取り込むことができます。Eagle 3.0からは、すべてのファイルフォーマットに対応しています。

そうなると、欲しくなるのがビュアーです。いくらファイルをソフトで効率よく管理できても中身をプレビューしたい時に、すぐにできなければ結局ストレスです。

Eagleはビュアーも内蔵しており、例えば文書の代表格であるpdfはすぐ表示できます。 経済産業省 DXレポート https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/pdf/20180907_01.pdf 動作は非常に快適であり、ブラウザを開く手間が省けます。私が手元で開けたpdfを複数個表示しましたが、表示に問題があったファイルは存在しませんでした。

pdf以外にも、画像はもちろん、動画やテキストなんかも対応しています。テキストは編集もすることができ、軽量なテキストエディタとしても扱えますね。 ただ、当然のように開けないファイルも存在します。その場合はエクスプローラと同様に、右クリックでほかアプリケーションから開くことが可能です。

しかし、ビュアーに関して、一点不満点があります。マークダウンファイルに対応していません。割と有名なファイルフォーマットであり、中身はただのテキストファイルです。プレビューは無いにしても編集と閲覧ぐらいはデフォルトでできるようにしてほしいですね。 まあアプリケーションで開ければ、いいだけではあるものの、ちょっと気になった点でした。

スマートフォルダー

大量にインポートしたり、日頃から多くのファイルを追加していると分類作業が面倒になります。

そこで登場するのが超便利機能「スマートフォルダー」です。

これは条件に基づいて、自動的にファイルを分類してくれる機能です。めちゃくちゃ便利。 複数条件を指定することも可能であり、様々な条件が用意されています。 これまで私は膨大なファイルやデータを取り込む場合は、Pythonで適当なプログラム書いて分類したりリネームしたりしていることがありましたが、この機能があればもっと手っ取り早くやることができます。

Pythonなんかよりもっと楽な方法があるだろというご指摘はそのとおりですが、分類しているファイルはLinuxに放り込んだりすることもあるので、なかなか細かく中身をいじりたいこともあったのです...

コミュニティ

Eagleにはコミュニティというタブがあり、eaglepackと呼ばれる素材パッケージをダウンロードすることができます。Eaglepackについては後述しますが、とりあえず様々な素材を一括ダウンロードできる機能が付属しています。 私はあまり使いませんが、これを重宝したい人の気持ちはわかります。画像編集を頻繁にし、デザイン系のお仕事をされている方なんかは欲しい機能の一つだと思います。

私はfontawesomeで済ませる人で、デザインもあまりしませんので、残念ながらこの機能の評価はできません。しかし、少し触った感触では全く不満点はありません。

Eaglepack

コミュニティの話の中でも出てきましたが、Eaglepackというものがあります。いわゆる独自形式のファイルフォーマットです。

複数の素材を一つのファイルに纏めることができ、このファイルを送信することで含まれるファイルをEagleに一括インポートすることができます。 エクスポートしたい画像を選択し、エクスポート > 素材パックをエクスポート(.eaglepack)を選択することで、eaglepackとして出力可能です。

eagleを使っているユーザ同士の機能ではあるものの、特定の素材を固めて置きたいときには重宝できますね。これでバックアップしてクラウドにアップロードしておくのもありかもしれない...?

ブラウザアドオン

Eagleにはウェブサイト上の情報を即座に保存するためのブラウザアドオンが存在しています。

対応ブラウザは、Chrome、Safari、Firefox、Edgeです。Safari対応珍しいですね。個人的にはFirefoxユーザなので、対応しているのが嬉しいです。

画像収集ツール | Eagle

使い方は非常にシンプルで、アドオンのインストール後、アドレスバー横に表示されるアイコンからクリックすれば、オプションが出てきます。 ショートカットキーも設定されており、一発で保存が可能です。

URLを保存した場合は、ブックマークのようにEagle側で閲覧できるようになります。 YouTubeのURLを保存すると、Eagle側から動画を見れるようになります。 ウェブサイト上の画像も右クリックで簡単に保存することができます。 超便利ですね。画像に関して言えば、一度Eagleに取り込むことさえできれば、あとは簡単にフォーマットを指定してエクスポートできます。つまり、ロゴ画像がほしいときなんかは凄い楽に取り出せるようになります。

私はこれまでウェブサイトから画像をダウンロードし、画像を必要な形式に変換していました。これらがすんなりできれば良いのですが、普通にダウンロードできない場合は、ソースコードを見てダウンロードしたり、画像サイズが小さいときも、ソースコードから大きいの拾ってきたりと...かなり大変でした。その苦労が一瞬で解決されました。技術は偉大ですね。

私は使うことはなかなかありませんでしたが、バッチ保存というオプションもあります。

これを使うことで表示中のウェブサイト上のすべての画像を一括インポートすることもできます。素材サイトやインスタグラムなんかでは重宝されるかもしれません。

書いてて思いましたが、画像収集が趣味な方なんかは使ってみると良いのかも...?Pixivとかで画像を一括ダウンロードできそうですね。

もちろんですが、範囲指定の画像保存やサイト全体のスクリーンショットなども可能です。Firefoxなんかには同等の機能がありますが、インポートまで一括でやってくれるのがブラウザアドオンの強みです。

設定

使うかもしれない人のために、どんな設定項目があるのか、全てスクリーンショットを載せておきます。テーマカラーなんかもそこから選択可能なので、自分好みの色に変えたりできます。

よく使う

ビューアー

サイドバー

フィルター

ショートカット

ダウンロード

通知

スクリーンショット

再生

GIF

フォント

パスワード

自動インポート

開発者

この項目はほとんどの人にとって関係ないかと思います。開発者用の内部APIですね。

最後に

私にとっては最高のソフトウェアでした。画像素材管理ソフトとして売り出していますが、私にとっては最高のファイル管理ソフトです。

細かなアップデートによって、できることが増えた結果、画像にとどまらない利便性を発揮しており、今後も良いアップデートがされていきそうです。

一応下記に開発ロードマップを掲載しておきます。

Trello

興味あれば一度使ってみてください。30日間であれば、無料で使うことができます。

Eagle - 画像収集と管理するアプリ

snake

キーボードが壊れてしまい、Enterキーが吹っ飛んでいったので、Keychron K8 Pro JISを買いました。

そういえば、新しいキーボードを買いました。

Keychron K8 Pro JISです。 https://t.co/77IybD0ZlUpic.twitter.com/n1iBmDPrC7 — snake (@viasnake) February 24, 2023

購入したキーボードはKeychron K8 Pro JIS WhiteLED Gateron G Pro 赤軸です。

前々からKeychronには興味があったのですが、ちゃんと高いので中々手が出せずにいました。しかし、キーボードが壊れたことにより、自宅にいつ買ったかもわからない数百円のELECOMキーボードのみになってしまいました。そこで良いタイミングなので買いました。

Keychronといえば、US配列キーボードがよく取り上げられているイメージですが、今回購入したのはJISです。

理由は単純でUS配列が嫌いだからです。US配列のキーボードを持っているのですが、どうしても横長Enterになれないし、気持ち悪いのです。JIS以外をどうしても使う必要がある場合は、US配列ではなくUK配列を使うようにしています。

しかし、今回の場合はそこまでしてUK配列を探す労力をかける理由も無いので、JIS配列を購入しました。

軸は青・赤・茶がありますが、単純に静かで好みというだけで赤を選択しています。軸は好みの問題だと思うので、もし購入を検討している場合は、自由に選択すればいいと思います。私は赤で後悔していません。大満足です。

また、キーボード本体に合わせて、Keychron Wooden パームレストも購入しています。

元々、キーボード本体だけ購入したのですが、キーボードが高くて手首が痛かったので、パームレストも購入しました。

品質、使い勝手ともに満足しています。

普段パームレストなんて使わないので、製品の比較できませんが、Keychronのキーボードを使うのであれば、合わせて作られているので、満足することはあっても不満に思うことは少ないかなと思います。

個人的評価として、非常に高評価です。ぜひ次キーボードを購入する際もぜひKeychronを選びたいです。

もしキーボード探している方いましたら、ぜひKeychronを検討してみると良いかもしれません。

snake

新作オンラインアクションRPGとして開発が進められている「BLUE PROTOCOL」というゲームがあるのですが、そちらのユーザーの拠り所として、非公式のフォーラムを開設しました。

BlueProtocol関連のサイトが死んでいってるので、ユーザーフォーラムでも勝手に立ち上げておこうかな。 — snake (@viasnake) March 16, 2022

元々は、今年の3月に作るなんて発言をしたことに起因するのですが、約9ヶ月間だらだらしていたら、音信不通状態だったBLUE PROTOCOL公式が動き出してしまい、急いで公開にこぎつけました。

BLUE PROTOCOL非公式フォーラム

上記URLよりフォーラムへアクセスすることができます。

気ままに運営していきますので、ぜひ使ってあげてください。とりあえずドメインが生きる一年間は運営を続けます。

BLUE PROTOCOLについて

BLUE PROTOCOL

snake

普段使っているデスクトップパソコンをアップグレードしました。という報告です。

さて、PCアップグレードやりますか。 pic.twitter.com/waMIaLpOgz — snake (@viasnake) October 30, 2022

CPU、GPUを取り替えました。合わせて、空冷がヤバそうだったので、ファンも増設しました。

以下は変更点です。

  • CPUはRyzen 5 2600XからRyzen 7 5700Xへ
  • GPUはGeforce GTX 1050TiからGeforce RTX 3060へ
  • CPUファンをAMD純正CPUクーラのWraith Spireから、SCYTHEの虎徹 MarkⅡへ
  • SSD 256GBを追加

マザーボードはMSI X470 Gaming Plusを使用しています。高い金を払ってそこそこちゃんとしたマザーボードを買ったおかげで、買い換えずに済みました。AM4様々ですね。次のメインPC更新がいつになるかわかりませんが、次はきっとAM5になっていることでしょう。

電源は新型コロナが流行った頃に壊れて爆発したので、2年ほど前に買い替え済みです。500W電源のため、十分な電源容量は確保できていませんが、今のところ問題がある感じではないので、当分はこのまま行こうと思っています。

メモリはスロットに空きがないし、使い切れてもないので32GBのままです。

とりあえず動いたので、ヨシッ! 色々様子見た上で、OS再インストールに取り掛かります。 pic.twitter.com/QS3fcBXbQ0 — snake (@viasnake) October 30, 2022

すでにストレージはSSD 256GB、HDD 1TBが積んであったのですが、最近ゲームの容量がインフレし続けており、ロード時間に悩まされていたので、これを気にロード高速化したいソフトウェアを突っ込む用のSSDを追加増設しました。原神が非常に快適で助かっています。

また、パーツ変更に合わせて、OSのクリーンインストールを行いました。Windows 11がリリースされたタイミングで一度クリーンインストールは実施したのですが、最近なんかよくわかりませんが、色々動作がおかしくなっていたので、どうせならということでクリーンインストールしました。

ちなみにちょっと動作がおかしくなるぐらいなら、気にしませんが、一部のexeファイルがクリックで何故か起動できなくなっており、毎回コマンドで立ち上げていました。コマンドプロンプトからだとなぜだか立ち上がるんですよね...

本当にGPUってデカくなりましたよね。デュアルファンになったっていうのはもちろんありますけど

上 RTX3060 下 GTX1050ti pic.twitter.com/6mCU9qmgYx — snake (@viasnake) October 30, 2022

GTX 1050TiからRTX 3060へ切り替えたときに撮った写真ですが、サイズが本当に大きくなっていて、驚きました。シングルファンからデュアルファンになったことによって、大きくなったっていうのはもちろんあるんでしょうけど、本当にデカかった。私は大きいケース使っているのでいいですけど、ケースが小さい人はケースも買い替える必要があるでしょうね。でかいケースで良かった。

アップグレード後

何事もサクサク動くので本当にストレスフリーです。

ディスプレイがWQHDなのですが、GPUのパワー不足でゲームとかだとFPSが安定しないことがあったりました。しかし、RTX 3060パワーによってすごい安定しています。

CPUも強化されたので色々サクサクです。メモリがあってもCPUがさばききれてないことが稀にあったので良かったです。

GPU強化でAIもローカル上で動かせるようになったので、もっといろいろ遊んでみようと思います。

snake

昨年、2021年の7月1日に過去に私が運営していた「Gravitto」という組織を解散しました。そこから「viasnake.com」へ実質的な移管が行われましたが、そこから更に「Alflag」という組織を立ち上げました。

Alflag 公式ウェブサイト

背景

Gravittoは解散したという事になっていますが、運営していたサービスや人、リソースなどは、viasnake.comで全て引き取っていましたので、実質的な移管です。この背景には様々な事情がありますが、主な理由は「生活への負担が年を跨ぐごとに増加していて、耐えられなくなった」と「ちゃんと区切りをつけて、新たなことへの取り組みをしたかった」です。前者は組織が抱える欠陥で、後者は気持ちと負担の問題です。

生活への負担が年を跨ぐごとに増加していて、耐えられなくなった

これまで組織を運営していた過去10年の間に積み上げてきたものを、形式的であっても維持する義務が生じていた為に、組織を回すコストが増大していました。更に組織が年々活発的ではなくなっていた為、最終的に自転車操業状態を一人で続けている状態となっていました。過去に組織形態をデザインした際には、複数人でなにかに取り組むという前提のものとに組織を形成していた為に、こうなるのは時間の問題でしたし、ある種当たり前とも言えます。

この問題を解決する為にGravittoを解散し、組織としての受け皿としてviasnake.comを用意し、ワンオペでも回る組織に一時的に強制的に変えました。しかし、これは一時策であり、再び類似する壁が現れるのは時間の問題でした。そこで今回「Alflag」を立ち上げ、根本的問題の解消を試みています。

ちゃんと区切りをつけて、新たなことへの取り組みをしたかった

同時に物事を進めることは非常に負担となり、取り組むべき問題も大量にあったために、思うように物事が前に進まないであろうことを想像するのは容易です。そこで一先ずこれまでにケリをつける事は、新しいことをする上で必須の要件でした。実際、最初の立ち上げが終わった今の段階では一旦のケリをつける事は間違った判断ではなかったと実感しています。

Alflagが目指すところ

Alflagが目指すのは、前身組織が抱えていた従来のサービスと、将来のサービスのプラットフォームです。

従来と将来では、当然ながら考え方もやり方も、人も違う可能性が大いに高いです。このとき生まれるギャップを埋めるためにAlflagが存在します。ある種の共通基盤をAlflagが持ち、それらを全て共有財として扱い、共用していくことで、全体のコストを下げる事を目的としています。

前身組織時代から、当然この試みは行っていましたが、上手くハマりきっていませんでした。そこで新たに一から組織を作ることで、物事のピースがハマるように組織を適応させています。

Alflagにおけるワンオペ問題

Alflagには、様々なステークホルダーがいます。その中にはチームメンバーも含まれています。これはワンオペを解消する為ではなく、足りないリソースを必要に応じて補充できるようにしてあるだけです。

そのため根本的にはワンオペです。しかし、やりたいことを自由にやれるようにしています。言葉を選ばなければ、しがらみから無制限に無責任に逃れながら、楽しいことを楽しくする為の組織となっています。

Alflagのチームメンバー

入りたい人も去りたい人も自由であるという精神は、永年変わりません。Alflagも例外ではありません。

AlflagのチームメンバーであればAlflagのリソースは理論上誰でも自由に扱って良いことにしてあります。Alflagを組織マネジメントするも、技術的に進化させるも、新たなサービスを立ち上げるも自由です。

Alflagが抱えるもの

Alflag.orgに関するものは勿論、MCPlayNetworkに関連する全て、viasnake.comの全てをAlflagが抱えます。

しかしAlflagのもとで全てを管理するわけではありません。MCPlayNetworkは独自の関係者、viasnake.comにも独自の関係者がいます。それぞれがそれぞれのやりやすい形で物事を進めていきます。

現在と今後

Alflagの立ち上げ作業は、今年の初めから始まっています。流石に半年間準備に時間をかけただけあり、十分基本的なところは揃いつつあります。しかしながら、まだ全てがAlflagを活用できておらず、上手く回っていません。今後半年をかけて、全てのサービスとAlflagを連携させていくことを目標としています。

問い合わせ先

代表者である私宛でも構いませんが、メールボックルで分類している関係上、[email protected]へご連絡いただけると、alflag関係とすぐ判別つくのでありがたいです。

snake

家電量販点などで販売されるパソコンの謳い文句として「オフィスソフト搭載」というのがよく見られます。しかし、可能ならば安く購入したいと考えるのが人間です。そんな方々に代わって、「オフィスソフト搭載パソコンの価値」と「非搭載パソコンでの立ち回り」を考え、オフィスソフト搭載パソコンを買いたくない方々に理由を提供してみようとおもいます。

この投稿が対象としている人について

「新たにパソコンの購入を検討しており、少しでも価格を抑えたい」と考えている方、もしくは、「オフィスソフトが必要になるかもしれないし、無いと困るかもしれない」と考えている方のどちらかに読んでもらう事を期待しており、「オフィスソフトは要らない。」や「オフィスソフトは必要。」など自分の中で一つの答えを出せている人は読む必要がなく、読んだとしてもつまらなくて退屈な投稿かと思われます。

オフィスソフトとは

「オフィスソフト」を馴染みのない言葉で表現すると「オフィススイート」となります。オフィスソフトという言葉が浸透した結果、オフィススイートという言葉が薄れてしまいました。では、オフィススイートが指すものとは、一体何であるのかを確認するため、Wikipediaから引用します。

オフィススイート(英: Office suite)とは、デスクトップパソコン、ノートパソコン、タブレット、スマートフォンにインストールされて使用、または、クラウドサービスで使用する、オフィス業務に必要なソフトウェアをセットにした、ソフトウェアスイートの一種。スイートとは、「ひと揃え」という意味。より一般的にはオフィスソフトとも呼ばれる。ワープロ(ワープロソフト)、表計算、電子メール(電子メールクライアント)、個人情報管理、プレゼンテーション(プレゼンテーションソフト)、データベース(データベース管理システム)、DTPなどのアプリケーションソフトが組み合わされる。

オフィススイート - Wikipedia

長いので、簡単にまとめると「オフィス業務に必要なソフトウェア一式をバンドルにしたもの」になるかと思います。最も知られているであろうオフィススイート製品「Microsoft Office」にバンドルされているソフトウェアで具体例を挙げるならば、ワープロはWord、表計算はExcel、プレゼンテーションはPowerPoint、電子メールはOutlookです。

オフィスソフト搭載パソコンのオフィスソフト

オフィスソフト搭載と銘打ったWindowsパソコンにインストールされているオフィスソフトには、殆どに場合でMicrosoft OfficeとWPS Officeの2種類があります。

Microsoft Office

Microsoft Officeは買い切りとサブスクリプションがあり、買い切りは毎年リリースされます。

買い切りのOffice Home & Business 2021は38,284円で、Word・Excel・PowerPoint・Outlookが付属します。

サブスクリプションのMicrosoft 365 Personalは年間12,984円で、Word・Excel・PowerPoint・OneNote・Outlook・Teams・Access・Publisherが付属します。

すべての Microsoft 365 プランを比較 | Office 365 は Microsoft 365 になりました

WPS Office

WPS Officeは元KINGSOFT Officeです。買いきりのみであり、格安オフィスソフトとして紹介される事が多いです。

Platinum Editionは9,990円、Gold Editionは7,390円、Standard Editionは5,690円、Personal Editionは4,190円です。

Personal EditionのみWPS Presentationが欠けており、それ以外のエディションはWriter・Presentation、Spredsheetsのすべてが付属しています。

エディションごとに機能の制限があり、そこで差が出ています。詳細は以下のページを確認してください。

オフィスソフト製品一覧 - キングソフトのオフィスソフトWPS Office 2(WPSオフィス2)

「オフィスソフト」と言われたときに多くの人が想像するであろうMicrosoft Officeですが、価格が圧倒的に高い。Microsoft Officeと比べてWPS Officeは安いものの、それでもやはり価格としては高い。

どちらのオフィスソフトを選択肢しようとも、使うか分からないソフトウェア/使用頻度が多くないソフトウェアに対して払っても良いと思える額じゃないです。そこそこ使用頻度が高くても、可能ならもっと安めに購入したいです。

そこで更に安いか、無償で同等もしくはそれ以上の機能を備えている代替ソフトウェアを考えてみます。

代替オフィスソフト

オフィスソフトに含まれる製品は多岐に渡ります。そこでMicrosoft Officeで言うところのWord/PowerPoint/Excel、WPS Officeで言うところのWriter/Presentation/Spredsheetsの基本的な3ソフトウェアに絞り、同等の機能を保有する代替オフィスソフトを考えてみます。

Apache Open Office / LibreOffice

OpenOffice.orgがかつて開発を行っていたオープンソースのオフィスソフトの後継プロジェクトです。Apacheソフトウェア財団が開発を行っているのがApache Open Office、The Document Foundationが開発を行っているのがLibreOfficeです。

Apache Open Officeについてはメンテナ不足でメジャーリリースがされておらず、バグフィックスなども行われていない状況が続いています。そのためLibreOfficeを利用することが推奨されます。ここでは主にLibreOfficeについて話します。

オープンソースソフトウェアであり、無償で利用が可能です。

Google ドキュメント/スプレッドシート/スライド

Googleで無償で提供するブラウザで動作するオフィスソフトです。オフィスソフトというか、オフィスサービスですね。ブラウザでのみ動作します。

Google アカウントを所有していれば、誰でも無償で利用可能です。ブラウザで動作しており、データはGoogleが提供するクラウドストレージのGoogle Driveに保存されるので、データ共有が容易ですし、データの破損や損失の可能性が低いです。

性質上、インターネット接続がなければ扱えません。が、現代においてインターネットに一切つながらない場所を探すほうが難しいです。ほとんどの場合に気にならないかと思います。

有償と無償の違い

基本機能は、いままで列挙してきた各種ソフトウェアの間で差はないと思います。基本的に各種オフィスソフトは互換性を意識しているため、新機能の実装やその実装スピードに違いはあれど、大きな違いは生まれにくいです。

そのうえで有償オフィスソフトの利点を考えてみると、やはり安定した開発力という点では無いでしょうか。新しい機能や新しいデザインを実装するときには、開発力が必要です。そして、開発力を揃えるにはお金の力を活用することが近道であったりもします。この点の優位性は有償のほうが圧倒的と言えるでしょう。

snake

書いたはいいものの、結論も結論までの道筋もクソであった為、お蔵入りしていた下書き投稿です。眠らせといてもどうしようもないので、公開はしますが、中身はクソであることを甘んじて受け入れて、読んでください。


3月になると、大学への入学を控えている高校生の方々は、大学生活に向けて家、家具など様々な物を揃えていく段階にあるかと思います。この投稿では、その中でも大学生活における学業に直接的に影響を与える可能性が高いパソコンについて考えてみます。

今の世の中でインターネットで検索かければ、「大学生向けのおすすめパソコン」や「どのようなパソコンを買うべきか」なんて記事はいくらでも出てきます。もしかしたら、大学から推奨パソコンなんて名目で、おすすめパソコンのチラシが送られてきているかもしれません。しかし、それらが本当に新大学生であるあなたに適したパソコンであるのかは、実際に買って大学生活を送ってみないと分かりません。可能な限りパソコンと自分の大学生活のミスマッチを避けたいと思いませんか。

ということで、この記事では新大学生が送るであろう大学生活を考え、本気で新大学生に適したパソコンを考えてみます。より正確には、新大学生が後悔しない最高のパソコンの探し方を考えてみます。

タイトルでは新大学生と銘打っていますが、専門学校であっても当てはまる可能性がありますし、高校生、新社会人であっても役立つ可能性があります。

この投稿を読むにあたっての前提と注意

前提として、大学から推奨されるパソコンや家電量販店などでおすすめされるパソコンやそのビジネスモデルを否定する投稿ではありません。この投稿はそれらが本当にあなたのために勧められたパソコンであり、あなたにマッチするパソコンであるのかを自分の頭で考える手助けの1つになることを期待して執筆しています。

後、私は1人の人間です。可能な限り、間違いは減らそうとしていますし、偏見で語るときには偏見であると明示することを心がけています。しかし、それでも間違いや偏見を消し去ることはできません。この投稿はあなたにとっての1つの判断材料に過ぎません。これだけを信じることは新たな間違いへ近づく一歩になる点に注意してください。

大学生活について考える

そもそも大学生活って何だろうかという大前提について考えてみます。あなたがこれから入学する大学で何をして、どのようなことをしたいのかによって、どのようなパソコンが求められるのかが変わってきます。まずは、3つの観点で考えていきます。

初めに大学生活の期間から、大学生活を考えてみます。大学といえば一般的には4年制大学が挙げられます。もしも、医学部・歯学部・獣医学部への進学の場合は6年制です。大学の区分ではありませんが、専門学校への進学である場合、1年制から4年制のいずれかです。つまり留年や休学、留学を考えない場合、基本的に1年から6年で卒業します。卒業までに1年を要する場合と6年を要する場合では、パソコンの使用頻度や耐久性、保証に差が出てきます。単純に考えても、あなたにとって最高のパソコンの定義は、この時点で異なってくる可能性が高いです。

次に大学で何をするかから、大学生活を考えてみます。世の中にはたくさんの学部学科が存在しており、大学によって勉強する内容や実際に何をするのかなどは千差万別です。そのため明確にこの学部学科の場合、これがおすすめ!と安易に書くことはできません。*というか、この書き方をしている場合、個人的には信用できません。*そこで、これから行く大学で受講したい講義の内容などを調べて、どのようなことをするのか、想像してみてください。それによって、あなたにおすすめのパソコンが変わってきます。偏見が混じっていますが、例を挙げると文学部・法学部の場合、レポートをたくさん書くことがあっても、大半はレポートを書くだけで済む場合が多いかもしれません。情報学部や理工学部の場合、レポートを書く他にコンピュータサイエンス領域などでパソコンを酷使する事があるかもしれません。理学部や薬学部の場合、多くのデータを基に分析を行ったり、専門領域に特化したソフトウェアなどを利用する事でパソコンにそれなりの処理能力が求められるかもしれません。

最後に大学以外で何をするかから、大学生活を考えてみます。大学生活の中心には大学が常に存在すると考えていいですが、少なくとも日本の大学において大学が生活の全てになることは考えられないです。そうなるとゲームをやってみたかったり、動画編集をしてみたいと考えることもあるかもしれません。その時、パソコンが耐えられるかは非常に重要になってきます。将来的な自分の興味関心の全てを組み込んで、パソコンを考えることはできないかもしれませんが、現時点の興味関心に基づいて考えることはできます。将来的なパソコンと大学生活のミスマッチを防ぐためにも、大学生活のQOLのためにもここは非常に重要です。

3つも面倒くさい観点について考えてきたことによって、あなたの大学生活の解像度が少し増したのではないないでしょうか。ここで考えたことを基に実際にパソコンの事について考えてみます。

パソコンを選ぶ際に見るべき項目

現時点であなたの中には、自分が送るであろう大学生活が何となくイメージされているかと思います。では、そのイメージを実際のパソコンに当てはめていきます。

価格

あれこれ言ってきましたが、結局お金は大事なので、ちゃんと予算を決めましょう。パソコンというものは厄介で、良いものを求めだすと際限なく価格が上がっていきます。ちゃんとこのぐらいの金額ならパソコンに払える、払っても良いというラインを決めておいてください。ある程度の自由度を持ってパソコンを決めたいのであれば、10万円±1万円ぐらいで考えておきましょう。ここを下回ると極端にパソコン選びの自由度が下がる印象があります。

保証

意外と重要な項目かもしれません。可能であれば、この恩恵を受ける必要がないことを願っておきますが、人の願いが儚く敗れることは、この混沌とした世の中で常に起きうることです。

多少、金額が高くなっても保証があることは安心につながるかもしれません。大学生活を送る期間と実際の保証期間が一致しているかに注意してください。4年間大学生活を送るのに、1年で保証が切れてしまっては困ることになるかもしれません。

ちなみに大学推奨パソコンは高いかもしれませんが、家電量販店やメーカーで購入するよりも確実に大学への在籍期間中の保証が付いています。

画面サイズ

完全に好みです。ただし少なくとも13インチ以上のパソコンを選ぶことをおすすめします。様々なディスプレイを使ってきた経験の中で、13インチ未満は作業する時に不便でした。単純に表示できる情報量が少なく、生産性が圧倒的に低いです。

サイズが大きいと本体サイズと重量が比例して重くなる点は注意が必要です。もしも持ち運ぶ事を考えているのであれば、大きければ良いわけではないという事を心に止めておく必要があります。

OS

度々議論されている点です。まず前提として一般的には、世の中にWindowsが主流です。ただし、一部の業界や用途によっては、他OSが主流で活躍している事もあります。

前提を踏まえて、以下によく目にするOSを列挙します。各OSのバージョンなど細かいことは省略します。

  • Windows

  • macOS

  • Linux

  • Ubuntu

  • Debian

  • Arch Linux

  • Fedora

  • Linux Mint

商業的に開発・販売されているデスクトップ向けOSとして、WindowsとmacOSの2つがあります。世の中の人に知ってるOS教えてと聞けば、ほぼ90%ぐらいの人がこの2つを挙げるでしょう。そのぐらい知名度があります。

対象的に非商業的に開発されている事が多いデスクトップ向けOSとして、Linux系があります。詳しく語ることはしませんが、Linuxという元となる物があり、それに色々な人が趣味趣向に基づいて色を付けて、Ubuntu、Debian、Arch Linux、Fedora、Linux Mintなど様々なOSが生まれました。これらは多くの場合、非商業的に開発され、配布されることが多いです。もちろん商業的に開発・販売されている場合もあります。ここではまとめてLinuxとして語ります。(技術系のクラスタの方々は怒らないで、ここはLinuxについて深く語る場所でもなければ、歴史を語るところでもないのです。)

各OSについて簡単な説明の上で、あなたに適しているOSを考えてみます。初めに大学推奨パソコンに搭載されるOSを確認してみてください。大学推奨パソコンが本当の意味であなたに適しているかは分かりませんが、少なくともその大学において困ることがないパソコンであり、大学推奨パソコンに搭載されているOSは、大学で最も使われており、講義で最も説明に使われているものであると考えられます。ということは、あなたが大学生活を送る上で失敗することのないOSの選び方は、大学推奨パソコンと同じOSを選ぶということになります。

では、大学推奨パソコンに搭載されているOSと異なるOSが搭載されたパソコンを買うと失敗するかと言われれば、そうでもありません。パソコンにどのOSが搭載されていても、このパソコンでこれができて、こちらではできないなんて事は基本的に発生しません。面倒なやり方であったり、似通った代替ソフトウェアで乗り越えられる事が多いです。解決策に向かってちゃんと調べ、行動を起こせる人にとっては、OSの壁は小さな障壁だと思います。

CPU

パソコンの処理速度にダイレクトに影響します。古い型番であれば、それだけ処理速度は落ちますし、新しい型番であればあるほど、基本的には処理速度が上がります。そのため可能な限り新しい物を選ぶことが、比較的重要となります。

世の中に出回っているCPUは、Intel社が作るCPUとAMD社が作る大きく分けて2つの種類のCPUがあります。ここではそれぞれのCPUが最新の型番であるかの見極め方を簡単に説明します。

Intel

IntelのCPUで一般に流通しているものには、Intel Coreシリーズがあります。例として、Intel Core i7-12700FやIntel Core i5-12600Kなどが挙げられます。

ちょっと詳しい方なら分かるように、Intelは初めに大きなカテゴライズとしてCore i9、Core i7、Core i5、Core i3が用意されています。i9が最も処理性能が高く、i3が最も処理性能が低いものであると、考えていただいて大丈夫です。Core i3だから避けるべきであるかと問われれば、そうでもないです。

次のカテゴライズとしてCore i3/i5/i7/i9に続く数字とアルファベットがあります。数字とアルファベットにはそれぞれ細かな意味が含まれていますが、それらは正直あまり気にする必要はありません。重要なのは、数字の最初が重要です。一部例外がありますが、Intel Core i7-12700Fであれば12が重要です。この12はIntel Coreシリーズの第12世代のCPUであることを指しています。例えば、Intel Core i7-10700の場合は、Intel Coreシリーズの第10世代CPUとなり、これがIntel Core i7-8700Kの場合は、4桁なのでIntel Coreシリーズの第8世代CPUとなります。この世代が重要であり、執筆時点でIntel Coreシリーズの最新は第12世代です。世代の中での処理能力は、更にあとに続く数字やアルファベットで分かってきますが、何よりも世代を読み解くできる事が重要です。これだけでやばいパソコンなのかを見極められます。

AMD

AMDのCPUで一般に流通しているものには、Ryzenシリーズがあります。例として、Ryzen 9 6980HSやRyzen 5 5600HSなどが挙げられます。

AMD RyzenシリーズのCPUもIntel Coreシリーズと同様に、大きなカテゴライズとしてRyzen 9、Ryzen 7、Ryzen 5、Ryzen 3が用意されています。Ryzen 9が最も処理性能が高く、Ryzen 3が最も処理性能が低いものであると、考えていただいて大丈夫です。Ryzen 3だから避けるべきであるかと問われれば、そうでもないです。

次のカテゴライズとしてRyzen 9/7/5/3に続く数字とアルファベットがあります。数字とアルファベットには、細かな意味が含まれていますが、正直あまり気にする必要はありません。重要なのはIntel同様に世代です。見方はIntelと同じで、最初の数字に着目しましょう。Ryzen 9 6980HSの場合、6980HSの6です。これはAMD Ryzenシリーズの第6世代CPUである事を指しています。Ryzen 5 5600HSの場合は、5600HSの5で、AMD Ryzenシリーズの第5世代CPUである事が分かります。AMDの場合もIntelと同様に世代が重要です。世代が新しいものが基本的には処理性能が高いです。

最終的にどのCPUを選ぶべきなのか

Intelであろうとも、AMDであろうとも気にするようなことではありません。厳密にいえばちゃんと明確に差がありますが、一般的に使われているソフトウェアのうち99%で、差を感じることなく扱えるレベルになっています。

ただしどちらを選んだとしても処理性能は重要です。可能な限り新しい世代のCPUを買うことをおすすめします。

ストレージ

悩むことが少ない項目ですが、変に選ぶと後悔する可能性が高い項目の1つです。正直、ストレージなんて無くても困らない程度には世の中のテクノロジーは進化しており、その進化の恩恵を、誰もが受けられるような便利な世の中になっています。

一例として、オンラインストレージを挙げましょう。有名なものとしてはGoogle Drive、One Drive、Dropbox、iCloudなどがあります。これらサービスはいずれもユーザー登録をするだけで、無料で誰でもファイルが保存できるようになります。大学生の場合、大学の契約によってGoogle DriveやOne Driveに、ほぼ無制限にファイルを保存できるかもしれません。

こうなってくると、インターネット接続環境さえ整っていれば、ストレージはほぼ必要ないがないと考えられます。では、搭載ストレージが64GBや126GBのパソコンでも問題ないのでしょうか。恐らく、問題があります。考えられる問題点を挙げていきます。

1.インターネット接続環境が必ずあるとは考えにくい。

この世の中インターネット接続環境は沢山あります。しかし、遠方へ行った時に、常にすぐにつなげるインターネット接続環境があるとは言えません。あったとしても、速度が不十分であることも考えられます。となると、ローカルストレージの需要というのは、一定見出すことができます。

2.OSや追加ソフトウェアのためにローカルストレージが必要。

OSや追加ソフトウェアは、基本的にローカル上に存在している必要があります。近年ではクラウドで扱えるものも増えてきましたが、金銭的なコストや実用性の面から、あまり普及していません。そのためやはり、ローカルストレージの需要は一定存在しています。

3.OSのアップデートができない。

これは主にWindowsが搭載されたパソコンで見られる現象です。過去にWindows 7からWindows 10へアップグレードする際、ユーザーは20GBものストレージ容量の確保が必要とされました。もしもパソコンのストレージ容量が32GBだった場合、半分以上です。64GBであっても3分の1程度となります。様々なソフトウェアやファイルがダウンロードされている状況を考えると、20GBも確保するのは難しいかもしれません。そのため予めある程度、大きな容量を確保しておくことが望ましいです。

しかし、ストレージ容量が小さい時に問題点がある一方で、そこまで大きな容量が必要かと問われると、別に必要でもないという答えになってしまいます。オンラインストレージの他にUSBメモリや外付けHDDのような、後付で容量を増やす手段自体は存在しています。

大容量である必要はありませんが、小さいと困ることがあるので、少なくとも216GB、ある程度の余裕を持てるのであれば512GBのストレージを確保することをおすすめします。

Office搭載パソコンは必要か

パソコンを購入するにあたって、確認するべき項目は一通り理解しているかと思います。しかし、その項目の中には大学生活において必要不可欠なソフトウェアであるオフィスソフトに関する言及がされていません。そこでレポートを書いたり、発表を行う場面で大活躍するオフィスソフトとオフィスソフト搭載パソコンについて考えてみます。

あまり知られていませんが、オフィスソフトには様々な種類があります。最も有名なオフィスソフトは、Microsoft Officeです。これはマイクロソフト社が開発・販売するオフィスソフトです。他のオフィスソフトとしては、WPS OfficeやLibre Office、Apache Open Officeなどが挙げられます。一般的に販売されるパソコンにオフィス搭載と書いてあれば、8割の確率でMicrosoft Office、2割の確率でWPS Officeが搭載されています。偏見にあふれていますが、個人的肌感覚としてこのぐらいの確率です。

オフィスソフトについて簡単に知った所で、本題であるオフィスソフト搭載パソコンの必要性について考えてみます。オフィスソフトには様々な種類が存在している事について触れましたが、それぞれのオフィスソフトウェアの価格を比べてみます。

Microsoft Officeは買い切りとサブスクリプションサービスの大きく2つの料金形態が存在しています。買い切りのHome & Business 2021の場合は約4万円であり、サブスクリプションサービスのMicrosoft 365の場合は年間約1万3000円です。大学によっては契約によってMicrosoft Officeが学生に対して無償になっていることが多いです。というよりも、無償になっていない日本の大学機関は見たことがありません。

WPS Officeは買い切りのみです。買い切りのWPS Office 2 for Windows Standard Editionの場合は約6000円です。

Libre Office、Apache Open Officeは、オープンソースで開発が進められており、無償で利用できます。

平時より無料で使えるオフィスソフトが存在しており、最も有名なMicrosoft Officeに至っては、学生である間は無償で利用可能です。学生生活の間だけ使うことをとりあえず考えるのであれば、わざわざオフィスソフト分の価格が上乗せされたオフィスソフト搭載パソコンを購入する必要はありません。

適したパソコンを探す

これまでの過程で、具体的なスペックやどの項目に目を向けて選ぶのが良いのかをある程度理解しているかと思います。そしたら、次に実際のメーカーパソコンなどから自分に適したパソコンを探し出します。

全員にとって最も適したパソコン探しの方法を提示することは非常に難しいです。なので、あなたにとって最善だと思う手段で探すことをおすすめします。

ここではあくまで一例として、インターネットのウェブサイト「価格.com」でパソコンを探す方法を提示します。価格.comは、株式会社カカクコムが運営する様々な商品の価格比較ができるウェブサイトです。

���i.com

今回はノートパソコンを探してみます。このページより、ノートパソコンについて詳細な条件を設定しながら検索することが可能です。

ノートパソコン スペック検索

これまで想像してきた生活に必要不可欠なオプションのみ入力して検索をしてみてください。そうすると、条件に一致するノートパソコンが一覧で表示されます。

どこで購入するべきなのか

ここまでの過程でどのような大学生活を送るのか、そしてそれに適した具体的なパソコンスペックが何であるかも理解しているかと思います。その上でどこで購入するべきなのでしょうか。

答えは非常に単純で、「好きに買えばいい」です。オンラインで買うでも、実店舗で買うでも、どちらでもそれぞれ利点があります。一番の問題とするべきなのは、目当てのパソコンを購入し、手に入れることとができるのかであって、その手段は対して重要ではありません。

個人的には長期間使うパソコンなので、実際に店舗へ足を運び触れて見ることをおすすめします。元も子もないですが、結局の所、気に入って長く使えるパソコンを買うべきです。それを見極めるには、実際に見て触れてみるのが一番効果的です。

新大学生に適したパソコン

正直書いているうちに話しの方向性が分からなくなりました。しかし、ここに書いてあるパソコンの選び方は、数ある正しいパソコンの選び方の中の1つであると思います。

この投稿からあなたにとって最高に適したパソコンを購入できることを願っていますが、最初に述べたように、この投稿はあなたにとっての1つの判断材料に過ぎず、これだけを信じることは新たな間違いへ近づく一歩になる点に注意してください。

最後に信じるべきは自身の判断であり、自身の判断を信じられるものへと昇華させるのは自分自身です。それによって導き出された最高の答えが、あなたにとっての最高のパソコンとなります。

snake

個人的な趣味の範疇でやっている研究です。何らかの答えを求めて、この投稿にたどり着いたのであれば、ブラウザバックを推奨します。ここに書かれていることは戯れ言です。

近年、デジタルトランスフォーメーション(DX)という言葉を聞くようになりましたが、結局のところ何なのかが分からない。色々と調べ、上っ面の理解はできているとは思うが、本質的に何であって、結局のところ何を目的としているのかが見えてこない。もしかしたら、無いのかもしれない。上っ面だけの浅い理解でDXを簡単に語ると、おそらく「変化が激しい市場に対応できる組織を作る」あたりになるかもしれないという結論までは出せました。

色々と調べている過程でなぜDXが分かりにくいのかが少し見えてきた気がした。DXの意味が複数存在し、複数の意味のDXを同じ土俵で殴り合わせている為、現代の日本式闇鍋DXが出来上がっているように思える。

技術的な側面のDXと経営的な側面のDX、さらには国や社会と言った集団に置けるDXは、別物であり、それぞれ独自の視点があるのはもちろん見ているところが全然違うとも感じた。

さらに複雑にしているDXとしてマーケティングも存在している。まったくAIなんて関係ないのに、それっぽい感じを出したいからAIという言葉だけを取り出しキャッチコピーとして利用するプロダクトと似たようなもので、DXを求めている企業に何かそれっぽい製品を提供するときに、DXという言葉だけを取り出してキャッチコピーとして利用する。こんなDXも存在するために、もはや言葉の意味が分からなくなっている。

もちろんこれがすべて悪という訳ではないと思う。ニュアンスや雰囲気を伝えるときに、それっぽい言葉があることでスムーズなコミュニケーションが可能となることもあるし、世の中に浸透する。そういう意味で闇鍋DXも悪くはない。

問題は闇鍋DXが浸透しすぎて、本質的なDXに誰も届かなくなっている。というか、本質が何もなくなっている。ついでにゴールもなくなっている。