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AIにブログの投稿を全て書かせてみて思ったこと

snake

ChatGPTの流行りに乗って、ChatGPT(GPT 3.5)に全てのコンテンツを生成してもらう「AI Press」というウェブサイトをこっそり作り、こっそり公開していました。しかし、作ったのは良いものの成果に納得できなかったので、そっと閉鎖しました。閉鎖に伴って、一応アーカイブ的な感じでこのウェブサイトに全ての記事を統合しました。

ということで、記事を全てChatGPTに生成させて思ったことを適当にだらだらまとめてみます。

記事の生成にAPI費用が相当かかる

OpenAIのAPIで記事を生成する場合、そこそこ費用がかかります。もちろん無料ではないわけですが、それ以上に日本語でそれなりの文字数を出力しようとすると、時間は必要だし、お金もかかります。

技術的な話になるので、省きますが、あまりにも日本語のトークン効率が悪すぎる。しかも、トークン効率が悪いだけなら良いものの、出力に時間がそれなりにかかるのも、大変です。

無料なんだから、ChatGPTを使えって話でもありますが、完全自動化を目論んでいたので、APIでごちゃごちゃやっていました。

記事の品質が良くない

見方によるのかもしれませんが、基本的に読みづらくて、わかりにくい記事が生成されます。ひどい時は内容を繰り返した時もありました。AIに全てを任せてコンテンツを生成させるのは難しいですね。

私が修正するのは、フォーマットや埋め込みHTMLの問題などだけで、中身については一切編集しないと決めていたので、なかなかに悲惨な品質な記事となりました。

意見が非常に中立的

意見が中立である事自体は問題ではないのですが、当たり障りないことしか言わないし、文章が長くなってくるとただのつまらない文章が出来上がります。

完全に無編集で、良い感じの記事を生成しようとするのは、現状ではなかなか難しいですね。

出力内容が安定しない

品質の話に関連しますが、出力内容が不安定です。語尾が安定しなかったり、口調やテンションが情緒不安定になりがちです。

英語だと比較的安定しますが、日本語テンション感を調整しようとするとかなり不安定なので、砕けたカジュアルな文章で記事を書かせるとかは避けた方がいいですね。敬語で丁寧な口調であれば安定します。というか、何も指定しなければ大半は丁寧な口調で返ってきます。

記事内容が不透明

ChatGPTで遊んでいる方はわかるかもしれませんが、内容があまりにも不透明です。高確率でそれっぽいことは言いますが、それでもやはり出鱈目をいうのは避けられません。あとは完全に間違っているわけではないものの、一度記事内で言及した場合、その事柄に囚われて同じようなことを言い続けることもあります。

結論

面白かったけど、完全に自動生成させるのは現状では無理。品質に目を瞑ればまあいいのかもしれないけど、かなりひどいものが出来上がった。

そもそもChatGPTのような対話AIがもっと普及すれば、検索するよりも聞いた方が早くなるので、記事を書くという発想自体が間違っている気もしますが、今回は技術的なチャレンジとして目を瞑ります。

一応、このブログの #AI執筆というカテゴリに全て記事のアーカイブがありますので、もしもAIが執筆する記事が気になった場合は、ご自身の目で確かめてみてください。